大阪市のさらなる豊かさと成長のためには、現在のコストカット路線の行政運営には、限界があります。まさに効率的で高い付加価値を提供する行政運営と未来型の都市へ転換が必要不可欠です。
現在、自民党が推進する「スーパーシティ構想」は、未来型都市の実現に壁となる規制群を、一気にまとめて緩和しようとするものです。国家戦略特区制度を改正し、これまで規制によって実現できなかった自動運転やドローン配達、遠隔医療などを可能にします。
私たちは、大阪市で世界最先端のまちづくりを実行するため、「スーパーシティ」を実現し、より暮らしやすく、より魅力あふれる未来都市を創ります。
都市に存在する建物や土木インフラなどを3Dモデル化し、仮想空間内にバーチャル大阪市を構築します。ここに人口の将来予測を当てはめることで、学校園・病院などの公的な施設や道路・公園が、居住環境に対し適正に配置されているか、検証できるのです。 つまり、このシステムは住環境の快適性や利便性の検証ができるため、都市の課題を効率的に検証し、効果的に解決することを可能にします。 
ICT を活用して全ての交通をクラウド化し、移動区間内の電車、バス、タクシー等すべての交通手段をシームレスに(継ぎ目なく)つなぎます。出発点から目的地まで、最適化された移動を実現します。 また、目的地までの経路を検索すると、天気や渋滞状況を踏まえた最善の経路を提示するだけでなく、病院や介護施設等とデータ連携し、空き状況や待ち時間情報も手に入れることができるようになります。
自動運転のバスは、運転手不足を解決するばかりか不採算路線として廃線になった路線を復活させることができます。また、低速の自動運転カートは、お年寄りの移動手段や観光客の周遊に最適。利用者ニーズを的確に捉えた、全く新しいモビリティサービスを構築します。
医療分野にIoTを導入することで、通院しなくても自宅で診療を受けることが可能となります。寝たきりや病気などで通院することができない方や、通院が難しい過疎地や被災地などにお住いの方々にとって、これほど助かることはありません。 さらに電子カルテを導入し、医療データをクラウド化することで医療機関同士がデータを共有します。患者さんが病院を変えるたびに、何度も同じ検査を受ける必要がなくなるのです。


太陽光発電などの再生可能エネルギーや蓄電池等により、停電時の電源供給源を確保することで、BCP(事業継続計画)、LCP(生活継続計画)を強化します。また、災害が発生した(し得る)場合、市民クラウドサービスにより、警報や避難指示の発令情報に加え、河川水位や避難所の混雑・空き状況、最寄りの津波避難ビルの情報など、リアルタイムに情報を提供。防災力・減災力を最大化します。 
