【市民の声を聴く力】

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【市民の声を聴く力】
残念ながら今の大阪市政には、市民の声を聴く力があるとは思えない。聞くふりをして、聞くだけ聞いて、聞いたことを反映させる意思がないかのような対応には、驚きを通り越して怒りを禁じえない。
松井市長に対して、添付の通りの申し入れを本日2月18日に行った。
「広域一元化条例」と言われる案件について、骨子が示され、その内容についてパブリックコメント(2月20日締め切り)中であるにも関わらず、もう既に骨子を元に作成される条例案が(検討中と形式的には記載されているものの)完成していることが明らかになった。
「大阪府及び大阪市における一体的な行政運営の推進に関する条例(案)の骨子」
http://www.pref.osaka.lg.jp/…/fushi_jorei_kosshi.pdf
…パブリックコメントの対象となっている骨子
2月17日に示された(検討中の)条例案
http://www.pref.osaka.lg.jp/…/20210215_joureian.pdf…
骨子を見る限りにおいては、理念条例的なものが出てくると想像されるのだが、条例案では都市計画などで事務委託を明確にする踏み込んだ内容が見られる。
そもそも本条例そのものが昨年11月の住民投票の民意を蔑ろにするものではないかという指摘があるの中で、パブコメ中に条例案が示される事態は市民の意見を軽視どころか無視している事態と言わざるを得ない。
もっとも、松井市長は、条例案を議会に上程してパブコメの意見も含めてオープンな場で議論をして修正をしていけば良いと仰るのだろう。しかし、オープンな場での議論に向けてのシナリオが、既に水面下で議会の多数派工作の政局対応として作成されているようだ。
条例施行日を令和3年4月1日として、可決を前提としているかのような状況に、そのことは見え隠れしている。
http://www.pref.osaka.lg.jp/…/fus…/publiccomment.html…
市民の意見を聞く意思があるというのであれば、当然、明日締め切りとなる意見募集の期間は延長されるべきである。

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