市立大学と府立大学の統合の賛成する立場から討論

【市立大学と府立大学の統合の賛成する立場から討論・・・多賀谷議員】

私は自由民主党・市民クラブ大阪市会議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっております議案第253号公立大学法人にかかる中期目標の一部変更について、附帯決議を付して賛成する立場から討論を行ないます。

市立大学と府立大学の統合により、魅力あふれる新たな公立大学が大阪に誕生するということならば、我が会派としても実現に向けて議論に入っていくことについてはまったく異論がありません。
しかしそのためには、法人の設立形態や大学の形態、統合の進め方やスケジュール等々、慎重に検討すべき多くの課題について、単に『統合案件』や、ましてや『二重行政の解消』などといった問題に矮小化せず、もっと幅広く深い議論により、最善を模索することが必要であるとずっと主張して参りました。

結論ありきで検討を急ぐのではなく、一から幅広く議論し、関係者つまりステークホルダーの様々な意見を柔軟に取り入れることが魅力あふれる新たな公立大学を実現するための必要条件であります。

市長は、昨日の我が会派、黒田幹事長の一般質問に対し、「設置形態のあり方などの重要事項についてはメリット・デメリットを整理確認するとともに議会と幅広い議論を交わしながら具体的な検討・協議を進め、新大学が大阪の公立大学として発展し、市大を大阪の誇りとしたい」とお答えいただきました。
ご答弁のとおり、新大学の設置に向けた議論は、単なる行革目線での経費削減だけで評価するのでなく、大阪の発展に寄与する魅力あふれる大学になるべきためのものとして行われるべきものであります。

また、重ねて「松井知事は、設置形態は府市共同設置による1法人1大学が望ましいとの、府市統合本部における決定が結論であるかのような発言をされましたが、府市統合本部の議論は大阪市の廃止を前提しているものですから、住民投票の結果を受けて否定され、そのような前提のもとになされた府との確認は反故にしていただきたい」と質問したのに対し、「今後、府知事ともしっかりと協議を行い、議会とも十分に意見を交わしていく」とお答えいただきました。

以上のやりとりを踏まえ、「議会をはじめ様々な意見を柔軟に取り入れながら、具体的な検討を進めていく」ことが必要なことが、目に見えて分かる形で担保されるよう、審査中の中期目標、すなわち当議案を修正するなどをお願いしたいと要望させていただいたところ、指摘したとおりの修正を提案いただきました。このように対話路線を歩まれ、幅広く関係者の意見を聞く姿勢が市長にあり、議会と一からの議論を真摯に行ってくれるのならば、われわれ会派としても十分にその議論をする用意はありますので、当議案に対し賛成するものであります。

再度念を押すつもりで付されました附帯決議について、前市長は法的拘束力がないなどとおっしゃったことがありますが、議会人でもあった市長におかれましては、議会の意向をくみ取っていただき、ぜひ附帯決議を順守していただくようお願い申し上げ、賛成討論といたします。